床材 目次
各項目名をクリックすると詳細をご覧頂けます.

1.さまざまな床材

床材には様々なものがあります。
フローリング
畳 
クッションフロア
カーペット
タイル
場所、用途によって使い分けられており、ここをこの床材にしたい!と思っても使う場所に適さないかもしれないのでよく考える必要があります。

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2.フローリング

フローリングは木質系の床仕上げ材を貼った床です。
フローリングには、大きく分けて、無垢フローリングと合板フローリングがあります。

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フローリング

3.無垢のフローリング

無垢材とは、天然木を切り取り加工した内部まで天然素材の1枚板の事をいい、1枚1枚のパーツがまったく別の表情をもっています。板面の模様(板目といいます)で同じものが2つとなく、個性があります。
天然素材で、味わいがあり高級感がありますが、反りや割れ、収縮があり、長く使っていくには乾拭きやワックス、塗装など適切なお手入れが必要です。

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4.合板のフローリング

合板製フローリングは、木材を加工、薄い板を何枚も重ねて造られる集成材なので一般的には、反り、ねじれが少なく、均一の品質であるのが特長です。板表面に薄くスライスした木材を貼り重ねることにより、無垢材風にみせたり、樹脂でコーティングすることにより、メンテナンス性や耐久性を持たせた材質です。
品質が均一で耐久性に優れ、メンテナンスがいらないのがメリットです。
個性があり、高級な品質にこだわりたい人は無垢(メンテナンスは必要)無垢と比べると安価で耐久性の高い合板大雑把に言うとこう言えます。

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5.防音フローリング

また、集合住宅などでは階下に音が響かないよう一般戸建て住宅よりも防音性を求められるので遮音性マットを貼りつけた防音タイプが適しています。

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6.畳

畳は、日本で利用されている伝統的な床材です。芯材になる板状の畳床(たたみどこ)の表面を、イグサを編み込んで出来た敷物状のものを畳表(たたみおもて)でくるんで作られています。縁には畳表を止める為と装飾を兼ねて、畳縁(たたみべり)と呼ばれる帯状の布を縫い付けられています。 畳には京間、中京間、江戸間、団地間などサイズの類があります。この他にも地域ごとに様々な規格が存在します。

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畳

7.裏返し、表替え、新畳

まるごと新しい畳を用意する新畳工事(新調ともいいます)や、畳の表面だけをリフレッシュするための表替え工事、裏返し工事があります。 畳の表替えは、表面のゴザを新しい畳表に張り替えて畳の表面をキレイする畳替えです。裏返しは、表面のゴザをそのまま使って畳表を裏返して張り直すことです。どちらも畳の芯である畳床に縫い付け直し、畳縁は新しい物を使って逢着し直します。 ござ裏返しは5年~7年が目安です。それ以上年数が経っていたら表替えにしましょう。10年以上たっているなら畳全体を新しくしましょう。

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8.クッションフロア

クッション性に優れた大きなシート状の塩化ビニル系床材です。クッションフロアは住宅用、土足用、店舗用と分かれており、防音機能や傷に強い機能など機能性に優れた物も数多くあります。水に強く、クッション性もあることから水周りをはじめ、住宅や店舗なあらゆる場所に使われています。

クッションフロア

濡れてしまってもさっとふき取るだけなので洗面所など水回りはもちろん、キッチンなどにも使われます。

クッションフロアはやわらかい素材で出来ていますので、重い物を長時間置いたままにすると、凹みができてしまいます。浅いへこみですと、時間の経過と共に戻りますが、深いへこみは完全には元に戻りません。凹みが気になる際は、家具の足の下に板などを敷いたり家具用の足カバーなどを使い、クッションフロアに直接接触しないようにすると凹みが軽減できます。テーブルなどは、定期的に少しずつ位置をずらし、一箇所に重みが加わり続けないようにする方法もあります。

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9.カーペット

カーペットは断熱効果が高く経済的、防音性にも優れている床材です。
ウール・アクリル・ナイロンなどの繊維素材でできていますので、足触りが柔らかいです。掃除が大変、車いすやキャスターのついた椅子には不向き、高温多湿の環境ではにおいが発生するといったデメリットが考えられます。カーペットにはグリッパー工法と直貼り工法があります。

●グリッパー工法
グリッパーとはカーペットの固定金具のことで、この固定金具を部屋の壁際に固定し、カーペットの裏をピンに引っかけて施工する方法です。
グリッパー工法は衝撃吸収性や、断熱性・防音性に優れているのが特徴です。張替えも容易に出来ます。

●直貼り工法
耐久性や安全性を重視する場所にタルミが出ない直貼り工法が適しています。
カーペットに接着剤を付けて、直接、床面に貼りこんでいく方法です。
接着剤の度合いを考えなければ、後からカーペットが剥がれないなどの問題が発生するので注意が必要です。

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カーペット

10.タイル

粘土を板状にして焼いて作ったものです。ふろ場などの壁や床にはるタイル材の利点は、何よりも素材自身の耐水性にあります。汚れが付きにくいだけでなく、落としやすいため、キッチンなどの油汚れも水吹きで除去することができます。 また、傷つきにくさもタイル材の特徴の1つです。 タイル材の耐久性は、紫外線による劣化を防ぐ効果も持っています。色褪せにくいという事です。また、靴で入る屋外や店舗のトイレの床などは水洗い掃除をするのでタイルで仕上げられていることが多いです。浴室などにおいては冬には足元が冷たく、部屋も温まりにくいというデメリットがあります。

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タイル

11.適材適所

これまでご紹介したように、それぞれの床材には適した用途があります。トイレや脱衣所などの水回りは水に強く掃除のしやすいクッションフロアを、リビングや廊下はフローリングを、等、床材の性能や空間に重視するイメージを合わせて考える必要があります。床材の変更のご希望がありましたらお気軽にご相談ください。

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リフォームの知っているようで知らないこと