正しい知識で、賢くリフォーム
リフォームの
知っているようで知らないこと
旧型洋式トイレを取替えて節水してみませんか?
家庭の中で水を一番使用しているのはお風呂だと思っている方が多いのではないでしょうか。
ところが、東京水道局調べ(2002年)の内訳では、
3位:炊事(23%)
2位:風呂(24%)
1位:トイレ(28%)
でトイレが意外に多くの水を使っているのです。
タンク内にペットボトルやビンなどを入れ、一回に流れる量を減らす節水法を見たことがある方も多いと思いますが、洗浄水の量は曲がりくねった排水管の中でもしっかり汚物を押し流すように計算された量であるため、水が少ないと汚物が取り残されて詰まりの原因やタンク内の自動止水(球浮き)システムの作動不良の要因になります。常に小便のレバーで流すのも同じ理由で、節水したら故障して修理に余計な金額がかかってしまうことにもなりかねないのでご注意ください。
現在発売のトイレは、一回の洗浄水が4.0〜4.8リットル。1990年代に主流であった便器は13リットル型で半分以下、それ以前の主流20リットル型なら1/3程度になっています。メーカーさんの試算(4人家族)では、13リットル型に比べ年間で53,000リットルを節水できて、水道代も約15,000円の節約になるそうです。下水地区の方は水道使用の量に準じて下水料金が算出されていますので、これも合わせるとかなりの差になってしまいます。
便座は交換されても便器は、割れたりしない限り交換されない方が多いのではないのでしょうか。洋式水洗便器からの取替えなら、専用便器がありますので思いのほか簡単に交換できてしまいます。それは、排水管の位置をある程度自由に替えられるアタッチメント部材が同梱されているので床を剥がしてやり直す必要が無く、配管屋さん一業者のみの数時間にて完了してしまうからなのです。
●タンクレスタイプ
朝のトイレラッシュのときタンクに水が溜まるのが・・・と感じる方、水道直接の圧力で洗浄するタイプがあります。タンクレスなので手を洗うところがなくなりますが、後ろがスッキリし奥行きも小さいので、広々としたトイレ空間になります。ただ、2Fの設置や水の出が悪い地区では水圧検査が必要です。
●楽々お掃除
陶器の表面には、防汚効果のある処理をほどこしてあるタイプや、自分で泡をだして自己洗浄するタイプ。汚れると大変お掃除しにくい縁の裏側をなくした新渦巻き洗浄タイプ。いずれにしても形状の工夫や水の勢いを強めた技術の向上により、市販のトイレ用除菌シートにてサッと拭くだけで簡単に綺麗になります。
すべてではありませんが、排水管が床からではなくて壁からでている洋便器(P型)が設置されているときがあります。このタイプでも上記に記載したようにお掃除簡単で、洗浄能力を高めたりした便器が発売されています。排水管の位置によって機種選択の制約がありますのでお問い合わせください。
お客様の「一緒にやってよかった!」のお声を順番にしてみました。
●床の仕上げ材・壁紙の貼り替え(金額3万円(税抜)程度)
金額は3万円強ぐらいで明るく清潔感のある空間に生まれ変わります。陶器の色と自由にコーディネートしてみてはいかがですか?便器の取替えと同じ日に出来上がってしまうのも人気の理由です。
●手摺(1万円~3.5万円(税抜))
手摺は、2連紙巻付棚L型手摺が人気。腰掛けている時の肘掛と同時に、立ち上がる時の姿勢保持に大変便利。ご高齢の方だけでなくお子様まで、使う人みんなに優しいアイテム。取付けた皆様から「紙巻器も2つ付いて、なにより安心感があるね!」とお褒めのお言葉をいただいています。ただ、取付けには強固な下地補強が必要なので事前の打ち合わせが必要となります。
●収納キャビネットの取付け(1.2万円(税抜)~)
トイレ内の小物やトイレットペーパーの予備を置くところに悩んでいませんか?扉色も手摺の木目柄と合わせてコーディネートできるのが魅力です。
●センサー照明の取替え(金額1~2万円(税抜))
人感センサー付タイプに取り替えるだけで、スイッチの入り切り手間がなくなり、消し忘れもないから省エネですよね!